C#のusing命令は実は2種類あるというのを知っているでしょうか。
こちらについて紹介していきたいと思います。
2種類のusing
C#で出てくるusingには2種類あります。
文頭に出てくるusingと文中に出てくるusingです。
これらについて紹介します。
文頭のusing―パッケージの読み込み
文頭にあるusing文はパッケージの読み込みを意味します。
Unityなどでスクリプトを作成すると最初に書いてありますね。
using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;
public class NewBehaviourScript : MonoBehaviour
{
// Start is called before the first frame update
void Start()
{
}
// Update is called once per frame
void Update()
{
}
}
using UnityEngineはUnityEngineというパッケージを読み込みますよという意味です。
文中のusing—リソースの破棄
文中にあるusingはリソースの破棄を意味します。
基本構文
using(オブジェクト生成式)
{
// オブジェクトの操作
}
文中のusingはファイル操作などで主に使われます。
using (var writer = new StreamWriter(@"C:\Users\ユーザー名\Desktop\test.txt"))
{
writer.WriteLine("あいうえお");
}
上記は自分のデスクトップ上にあいうえおと書かれたテキストファイルを書き込む処理です。
@””の””の部分を自分のデスクトップのパス名に変えるとデスクトップ上にテキストファイルが作成されます。
using命令にはファイルを開く処理とファイルを閉じる処理を行ってくれるので、
ファイルを閉じるCloseや破棄するDisposeといった命令を書く手間が省けます。
もしusingを使わずに記述すると、最後にファイルを閉じる処理を書かないといけません。
ファイルが閉じられないままアプリが終了してしまうので、エラーが発生する可能性が高まります。
おわりに
いかがだったでしょうか。
文頭にusingが出てきたらパッケージの読み込み、
文中にusingが出てきたらリソースの破棄
ということを覚えてもらうとusingについて理解しやすくなると思います。
ではでは!
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