オブジェクト指向を使っていてかなりの頻度で出てくるコンストラクタ。
今回はコンストラクタについて紹介していきます。
目次
コンストラクタとは?
コンストラクタとはインスタンスが生成されたときに実行されるメソッドのことです。
インスタンス生成時に初期値を設定したいときに使います。
コンストラクタを使ってコードを書いてみる
コンストラクタの基本構文
public class クラス名
{
public クラス名()
{
// ここから実行してほしい処理を書く
}
}
クラス名と同じ名前にするというのがポイントです。
コード例
public class Program
{
// コンストラクタ
public Program()
{
Console.WriteLine("これがコンストラクタです。");
}
static void Main(string[] args)
{
Program program = new Program();
}
}
今回の例で言うと、クラス名がProgramなのでpublic Program()というのがコンストラクタになります。
【実行結果】
メインメソッドにConsole.WriteLineという処理を書かなくてもコンソールに文字列が表示されました。
これがコンストラクタの特徴でインスタンスが生成されたときに実行されるということです。
newしたときに実行されるメソッド、と覚えておくと良いかもしれません。
引数があるコンストラクタ
引数がある場合のコンストラクタは以下のようになります。
public class Person
{
public string FirstName;
public string LastName;
// コンストラクタ
public Person(string FirstName, string LastName)
{
this.FirstName = FirstName;
this.LastName = LastName;
Console.WriteLine("名前は" + FirstName + LastName + "です。");
}
static void Main(string[] args)
{
Person Interpriter = new Person("堀口", "隆司");
}
}
【実行結果】
引数がある場合のコンストラクタは先に変数を用意しておき、
コンストラクタの引数に変数を記述し、this.の中に代入します。
ちなみにthis.はインスタンス自身ということを表します。
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